<シャツの裾をズボンの中に入れるのはダサい>はいつから?について資料と自分の記憶 その2

http://q.hatena.ne.jp/1406420248
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140727/p4
について、その2

http://b.hatena.ne.jp/entry/210694005/comment/Midasの「逆行現象」が何か気になったので、ググってみた。http://log.shipweb.jp/?mode=datview&board_name=4649&thread_key=1380569255&thread_id=1438240の384以下の写真のことかなと思った。
 
この写真が1992年(2月10日号?)ということなので渋カジが完全にチーマーファッションとなっていた時代といえると思うんだけど、ここでそれまでの裾出しが断絶しているのかもしれない。確かに江口洋介風ロン毛+ベルボトムジーンズ+ウエスタンシャツ(シャツの裾イン)はよく見かけた。しかもそれ以外、裾をどうするかというシャツはあまり着られていない。
 
id:Midasさんのいう「逆行現象」がこんな形で一旦裾出しが廃れたことなのだとすると、<シャツの裾をズボンの中に入れるのはダサい>は確かに少なくとも1992年より後になる。
 
ただ
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(MEN'S NON-NO 1989年1月号p.32)のような格好(帽子とパーカー除く。)は、その後も普通に見られていた(断絶無し)と思うので、自分としては「<シャツの裾をズボンの中に入れるのはダサい>時代はまぼろし」としたい。

前のエントリーへのid:Midasさんのコメント

渋カジが「俺らはだす」となったのはアメカジとの差別化でしょ?比べると渋カジはブランド志向。入れちゃうとDCプレッピーと下手すると同じになる。故に裾だしが初めて記号化(スポーツという目的の喪失)した

渋カジのブランド志向はアメカジのブランド志向から続くもので、もともと本来の意味で和製プレッピー系だったと思います。ただ裾出しという記号は80年代末の段階で拡散していたと私は思っているのです。

あとid:gntさんのコメント

ネットがなかった頃、ローカルな時差は平気で5年くらいあると思う。

ですがその分今よりも分かりやすい流行と効率的な伝播経路(雑誌の発行部数・TVの視聴率)があったので伝わるならそんなに時間はかからず、時間がかかるくらいなら遅く伝わるのでなく減衰してしまい伝わらなかったと思います。だから私の80年代末と言っているものとid:Midasさんが1994年冬と言ってるものは別物だと思います。